先端的な表現で活躍する若手作家を紹介していく「ALA 現代の表現シリーズ」が始まりました!
第1回目となる今回は、関西で活動する前谷康太郎さんの作品をご紹介します。
暗い展示室に入ると見えてくるオレンジ色と青色に光る映像。
四角く映し出されるそれらの光は、徐々に色を変えていきます。
オレンジに光るこの作品は、夕日の光を捉えたものだそうです。
刻々と色を変える夕日を倍速で映し出しています。
そしてこちらは青色に光る作品で青空を映したものです。
夏至と冬至の日の1日の空の様子をそれぞれ1分にまとめています。
いつも見ている太陽といった身近なものが、その全体像ではなく、一部分が四角くスクリーンに映し出されると、
それが何の光なのか分かりませんでしたが、映し出された光が見慣れた夕日だと知った時、その色の変化にほっと少し安らぎを感じました。
でも一方で、窓ひとつなく実際には夕日の光が入ってくることはない地下の空間で、
夕日を眺めるということに少し不安のようなものも感じました。
みなさんはこの作品をみて何を思うでしょうか。
ぜひ実際に見て感じてください。
前谷康太郎展は6月10日(日)まで!
お見逃しなく!!
(MK)